亀②
こんにちは。こんぶだよ。
テレッテッテテ〜
お散歩中
前回のお話はこちらです。
今日は僕が石岡家に来た時のお話しをするね。
今から23〜24年くらい前の話だよ。
僕がこの家に来た時、もう一匹亀がいたんだ。
僕よりも1年くらい若い赤ちゃん亀さ。
その赤ちゃん亀と一緒の日にペットショップというところから引っ越してきたんだ。
僕は生後1歳くらいだったから、少し大きくなっていたんだ。
他に可愛い赤ちゃん亀がいたから、僕はもうペットショップからお引越しすることはないかな、と思っていたんだ。
そんな時に母娘の親子連れがやってきてお引越しすることになったんだ。
まさか僕が?と思ったけど、どうやら本気みたいだ。
お姉ちゃんは赤ちゃん亀を気に入って、僕はお母さんに気に入られて連れてきてもらったんだ。
お姉ちゃんはその赤ちゃん亀に「とろろ」と名前をつけていたよ。
お母さんはその名前を聞いて僕を「こんぶ」に決めたんだ。
そうさ、2匹揃って「とろろこんぶ」さ。
結構気に入ってるんだ。
ちなみにブログってものを書いてるのはお姉ちゃんだよ。
「とろろ」は人懐っこくて、すぐに人のそばに行って触ってもらうのが好きな亀だったんだ。
「とろろ」は必ず人の視界に入って目を合わせていたな〜。
だから、凄く可愛がってもらっていたのを僕は覚えているよ。
僕はとにかく臆病で人前に出るのが苦手だったんだ。
いつもビクビクさ。
「とろろ」はお姉ちゃんの手からご飯をもらっていて、そのまま目の前で食べていたけど、僕はそろりそろりと近づいて、なるべくお母さんの手から遠いご飯の端っこを少しだけかじって、すぐ退散して隠れてご飯を食べていたんだ。
何もされていないのに、自分でびっくりしてピューと鳴いてパニックになることもあったよ。
人間に触られるのも嫌でとにかく怖かったんだ。
抱っこされてもビクビクして、首を伸ばすことはできなかったよ。
実は慣れるまでに10年かかったんだ。
それでもお母さんは根気よく僕を可愛がってくれたんだ。
僕は生まれてきて良かったなーと感じたよ。
とっても幸せさ❤️
今でも知らない人にはビクビクだけど、家の中ではのんびりと過ごせているし、お母さんにべったりさ。
今はお母さんとお父さんと僕の3人家族だよ。
さて、そろそろ日向ぼっこの時間になったよ。
たまにみんなに会いにくるね。
お姉ちゃんの真似でお別れするね。
こんぶ
シーユー💚
つづき↓
https://ishikotororo.hatenablog.com/entry/2019/07/15/110010