お母さん③
こんにちは。石岡です。
お母さんのことについてお話しをしています。
前回のお話しはこちら
https://ishikotororo.hatenablog.com/entry/2019/08/01/110039
脳神経内科を受診して、様々な検査をしました。
大きな病院は1日がかりです。
でも、次の予定時間を教えてくれたり、その間にお昼ご飯を食べてきていいことや、場所の説明なども事細かく看護師さんや受付の方が教えて下さって、1日の流れが見えてきて、漠然とした緊張感や不安感は思ったほどなかったです。
助かりました。
検査の結果は脳には異常なし。
そして、76歳の年齢とは思えないくらい脳が綺麗で萎縮もないし、血管の梗塞もなし。
先生が驚いていました。
「びっくりする程、綺麗な脳だね〜。え？年齢いくつだっけ？ 76？ 76歳なの？ 76歳とは思えない脳だね〜」
その言葉を聞いた母は大喜び‼️
手を叩いて目を大きく見開いて満面の笑顔で「やったー‼️嬉しい。先生、ありがとう」
私もさすがにお母さんの喜びっぷりに目が点になりました。
この数ヶ月「ホメオストレッチ」も続けていました。
ただただ休ませる時間があってもいいと思って「ホメオストレッチ」を受けてもらっていました。
びっくりしました。
筋肉からストレスグラフを測定しますがお母さんのストレスグラフはとても高いものでした。
これはめまいも起きるし何が辛いのかわからないくらい辛いはずだという状態です。
身体も取れない緊張でカッチカチです。
とても苦しいだろうなと身体に触れてわかります。
お母さんの心と身体はどこにもホッとする瞬間がないことが伝わってきます。
お母さんには伝えませんでしたが、長期戦であることに気づきました。
それでも、ゆっくりでもいい、焦らず関わっていこうと思いました。
少しずつめまいが治まってきて、顔色もよく運動量も増えてきました。
顔の覇気が違います。
でも、今日良くても次の日にはめまいがひどくなったり、味覚がわるくなったり。
一進一退です。
もともとのかかりつけのお医者さんにも通っています。
そこの先生はお母さんのことを理解してくださっているのでお母さんも安心して病院に通っています。
その先生には何でも話せると言っています。
本当にありがたく思っています。
以前の酷かった時の状態よりも元のお母さんの体調に少しずつ戻ってきているのも本人も実感しているようです。
そこで、私は少し一緒に外出する機会を作りました。
本人も乗り気です。
スーパーに買い物に行く機会を増やす。
ランチに行く。
催し物に行ったり、ゆっくり散歩したりドライブしたり。
びっちりではないですよ。
期間をあけて本人の体調がいい時や行きたいと言った時だけです。
そうして一緒に行動することで気づいたことがありました。
耳が遠いことがこんなにも不便なんだ、と。
想像以上です。
この生活がお母さんの日常なんだな、と思うと愕然としました。
まず、どこに買い物に行ってもレジの人の話している言葉がうまく聞き取れません。
テンポよく話す言葉はお母さんの耳には聞き取りにくいのです。
そして、スーパーにはたくさんの人がいて音楽や人の声がいっぱい聞こえます。
その中でレジの人の「お惣菜の袋つけますか」「箸は必要ですか」などや合計金額を伝える声も聞き取れないのです。
ですから、完全にレジの人の声かけをお母さんは無視をしてしまうのです。
あちゃ〜。
私がいなくて今まで1人で買い物に行ってた時も多分こうなんだろうな〜と思いました。
お客さんもレジ打ちの人もある程度の流れに沿って進んでいると思います。
ですが、お母さんは聞き取りにくい分、その流れのスピードにはもうついて行けなくなっていたのです。
お母さんも自覚しているのが私にもわかります。
こうやって外に出て誰かと関わるたびに自分のできないことを突きつけられ、老いを感じているお母さんが知らない間にどんどん窮屈になって心も傷ついていただろうなぁと思いました。
一緒にいて、お母さんが傷ついている瞬間を目の当たりにするとなぜか私も心が痛みました。
今日はこの辺で。
今日も読んで下さってありがとうございます。
石岡 友紀
シーユー💛
ストレスケアの基本のお話↓
https://ishikotororo.hatenablog.com/entry/2019/05/17/175702
ストレスケアとの出会い↓
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ストレスケアのメニュー↓
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