人種差別と平和ボケな私達 インド③
こんにちは。石岡です。
今日はまたまたインドの話です。
インド旅行①↓(昔の話ね)
https://ishikotororo.hatenablog.com/entry/2020/01/15/110024
女3人インド旅行🇮🇳
ツアーなんだけど個人グループごとに1台ずつ車が割り振りされていて専属ガイド、専属ドライバー。
インドは広いよ。
移動距離も半端ない。
ある観光名所についた時、車から降りてそこの場所で運営されているバスを利用することになりました。
そのバスの中にはイギリス人の旅行者が乗っていました。
座席が空いているので私達のガイド、Mr.パダムがそのバスに私達を誘導して乗ろうとした時です。
バスのドアの所に立っているインド人がそれを拒否したのです。
Mr.パダム(インド人)はインド人に訴えます。
何を話しているのかはわかりませんが雰囲気からは私達を乗せるよう訴えているのはわかります。
しかし、そのバスのインド人は頑として私達3人を乗せません。
あれっ?これって乗車拒否?
ん?
何?貸し切り?
ん?
でも、そんな雰囲気でもなさそう。
Mr.パダム、私達の前で怒り始めました(日本語で)
「なんで?」
「なんでなの?」
「おかしいでしょ。ここインドよ」
「あのバス、私達のバス、インドのバスよ」
「誰が乗ったっていいのになんで?」
「あの人もインドの人、なのになんであんなことする?」
以上、Mr.パダムのお怒りの言葉。
あれ?これってもしかして人種差別?
うん、人種差別だね。
そう気づいた私達3人。
Mr.パダム
「白人が乗ってるからダメだって」
オォォ〜、そうなんだ。
ここはインドだけど白人優先なんだ。
私達はアジア人なんだ。
そっか、そっか。
Mr.パダム
「昔、インド、イギリスの植民地になった。そういうことあってもあのインド人はイギリス人だけ乗せて、こっちは乗せない」
「悲しい」
「なんで?なんでこんなことするの?」
Mr.パダムは半端なく憤慨。
でもね、私達3人のほほんとしてるの。
自分達が差別を受けているのに心のどこかで余裕かましている。
バスに乗っているイギリス人の方も私達とMr.パダムを見ています。
そして、私達と目が合うと目を伏せてしまうのです。
あぁ、多分このイギリス人の方達は私達に申し訳ないと思っているのかな?と思いました。
そして、私達3人はその人達を見ていました。
怒るでもなく恨むでもなく笑顔で。
本音言いますとこれは私だけの思いですが
「私は日本人だからこんなことで怒りもしませんし傷つきません」
「だって、私は日本人なんだもの」
そう心の中で思っていました。
穏やかな感情で。
日本人としての誇りというか日本大好きというか。
日本てすごいんだよ、と言いたかったのかもしれません。
でもね、それって私も日本と他の国を差別しているのかもしれません。
そして、女3人で
「このバスに乗れないってことはリキシャ🛺に乗れるんじゃない?」
「やったー‼️」
「バスよりもリキシャだよね」
「ラッキー」
なんて言っちゃってるのです。
さっき受けた差別なんて気にもとめずに。
もうね、差別に慣れてないから反対に「あ、そうですか」で終了。
本当に平和の中で育ってきた私達。
心のどこかで先進国日本で私達は日本人といった気持ちもあるのだろうなと思った。
誇りといやらしさと。
そんな自分がいました。
リキシャね。
最高だった‼️
インドの排気ガスや埃まみれの中を風切って走った。
目開けられないくらい早かった。
そしてMr.パダムがリキシャの運転手の少年に代金を払っていたのですがかなり負けさしたのだと思います。
その後にその少年を雇っているインド人のおじさんが登場してめっちゃ少年を責めています。
多分、お金のことだろうな。
少年はおじさんに何か言いながら儲けたお金を差し出したのです。
そしたらそのおじさん、少年を往復ビンタ。
ビターンビターンて大きな音。
あんな大きな音で叩くところ始めて見ました。
私の友達は怯えていました。
弱肉強食
差別
でも、インドでは見渡せば日常茶飯事。
とにかく前に進むしかない。
立ち止まってはいられない。
生きるんだ。
人間のエネルギーが入り混じっている場所。
それがインドなんだな。
そう感じたワタクシです。
私の脳の中にインドがちゃんと想い出として残っていて嬉しい(日記にも残っているけどね♡)
インド④はこちら↓
https://ishikotororo.hatenablog.com/entry/2020/02/07/110050
ではでは。
今日も読んで下さってありがとうございます。
石岡 友紀
シーユー💛