のびのびと

のんびり、のびのびと。これに限る。

今でも水が怖い

 

こんにちは。石岡です。

 

 

皆さん、何か苦手なものはありますか?

 

 

私の友達で夜更かしが苦手な人、玉ねぎやネギが苦手な人、集団行動が苦手な人、新しいことにチャレンジするのが苦手な人、トンネルの中を運転するのが苦手な人、辛い食べ物が苦手な人

 

いろんな人がいます。

 

 

私は水が苦手です。

 

 

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飲む水は何でもないです。

 

プール、海、川の水が怖いのです。

 

 

 

小学1年の時、プールで浮き輪で遊んでいました。

お尻を浮き輪の穴にすっぽり入れて、手足と顔を出して浮かんで遊んでいたのです。

 

 

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そして、途中で浮き輪の穴の中に身体がすっぽり入ってしまってプールの水の中へドボン。

 

 

その時はまだ泳げなかったのでパニックになり、溺れてしまいました。

 

 

 

 

水の中の出来事を鮮明に覚えています。

 

 

 

息ができなくて苦しい

自分の口から吐き出される泡、身体をバタバタ動かしている時に出る泡

目を開けているのにその泡のせいで周りが見えません

水の中から聞こえるプールで遊んでいる子供たちの声

プールの水の中に射し込む外の光

塩素の匂い

水が鼻の穴や口の中に入ってくる苦しさ

地上に出たいのにつかまるところがなくて浮かび上がれない

 

 

誰か助けて!誰かー!

と思っても誰も助けてくれない。

 

 

 

今と違って当時はプールの監視員もいないし、子供たちだけ(年上の)でプールに遊びに行くことも可能だった。

 

 

 

私が溺れていることに誰も気づいていない!

小学1年の私は溺れている最中にそう思いました。

 

 

 

なんとか自力で這い上がらなければ

 

 

誰かの身体に掴まって頭と上半身を水から出ることができましたが、すぐに水に引っ張られて水の中へ逆戻り。

 

 

地上には1秒くらいしかいれなかった。

 

 

また息ができない

苦しい

助けて

 

 

死んじゃう

このままだったら死んじゃう

 

 

目の前に赤いワンピースの水着が見えました。

スカート部分が赤くひらひらとしているのが、ただそれだけが見えました。

 

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なんとか両手でその赤いひらひらに掴まって立とうとしますが立てません。

 

 

 

でも、その赤いひらひらを離したら終わりだと子どもながらに思ったのです。

 

 

 

絶対に離さない

 

 

 

無我夢中で掴まりつづけ、赤いひらひらに掴まりながらなんとか立つ姿勢が保て、頭と上半身が水から出ることができました。

 

 

 

何度も水の中に引き戻されそうになりましたが、赤いひらひらにしっかり掴まり、水の中に戻ることを阻止できました。

 

 

 

水を多量に飲み込んでいるので、そこからむせこみとの闘いでした。

 

 

 

胃の中から塩素の匂いがして気持ち悪いし、思ったほど水を吐けないし。

鼻からも水を吸っていたので鼻が痛くて痛くて。

 

泣きながら水を吐きたくておぇおぇやっていたのを覚えています。

 

息の苦しさもすぐには解消出来ず、全身で呼吸をしていました。

 

 

 

子ども同士なので、そこから病院に行くわけでもなく、息の苦しさが落ち着いてきたら自分で歩いて家に帰りました。

 

 

 

 

 

そこからが大変でした。

 

 

水が怖くなってしまったのです。

 

 

プール授業は最悪。

もちろん、今でも泳げません。

水に浮かぶということをすることもできません。

顔をつけるのも息が苦しくなってしまいます。

 

 

お風呂に入るのはなんでもありません。

 

お湯は大丈夫なんだけど、水になると身体が固まります。

 

あと顔に水がつくのが一番嫌でした。

その当時はお湯も顔につくのは無理だったな。

 

 

だから、髪の毛を洗えないのです。

小学6年生までシャンプーハットを使って髪を洗っていました。

 

中学生になったらシャワーとは反対側を向き、髪の毛を洗うことを覚え、シャンプーハットを卒業できるようになりました。

今は普通に洗えるまで進歩しました。

 

 

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もちろん、海も見るだけです。

1人で波打ち際にいると急に恐怖心が襲ってきます。

誰かそばにいてくれると安心します。

 

 

大人になってから友達とプールに行くことはありましたが、なるべく浅いプールに行き、浮き輪は必須アイテムでベッタリ信頼できる友達の腕を掴んでただ入っているだけです。

 

顔は水につけませんし、深いプールには絶対に入りません。

入れるだけ随分良くなったと思っています。

 

 

今でも大きな川を見ると恐怖で身体がフリーズしかけます。

それかパニックになりそうなのをぐっと堪えます。

 

視界から見えないようにして気持ちを落ち着かせます。

 

息が苦しくなって身体が固まる。

 

今だにです。

 

旭川は川が多いので車で橋の上を通る時も川を見ないようにしています。

旭川の川はそれでもだいぶ慣れたんですよ。

 

 

 

大雨に対する恐怖心も強いです。

 

 

 

 

何度も思います。

あの赤いひらひらのワンピースがなかったら、私は今ここにいないだろうな。

 

よく助かったな。

赤いひらひら、ありがとう。

 

 

 

こんな私ですが気持ちに変化が訪れまして、イルカと一緒に泳いでみたいなと思うようになりました。

 

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水の中に入りたくはないけれど、一度でいいからイルカと泳いでみたいな。

 

 

すごい進歩だな。

 

 

 

そんなお話でした。

長い独り言、過去のお話でした。

ではでは。

 

 

 

 

今日も読んで下さってありがとうございます。

石岡 友紀

シーユー💛

 

 

 

ストレスケアの基本のお話↓

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